盗汗

多汗症対策


盗汗とは

盗汗とは「寝汗」と言われ、寝ている間にかく汗のことです。寝汗は健康な人でもある程度はかきます。成人は一晩寝るとコップ一杯をかくといわれています。もしそれがサラサラとした運動後にかくような汗ならば問題ないのですが、粘っこい汗が頭部や首から胸の周り、腰から股の周囲に多く出るようだと、注意する必要があります。また、これまで寝汗をかいたことのない人が急に寝汗をかく、真冬でも寝ている最中に、全身に浴びるような汗をかき、暑苦しさで目が覚め、覚醒すると同時に汗が止まるということがあります。このような汗は、一般的な寝汗と区別し、中国医学では「盗汗」と呼んで重要視します。

盗汗は病気のシグナル?

盗汗は、虚弱な人や不眠、口渇、精神不安をもっている人に多く、また結核をはじめとする消耗性疾患を患っている人や、肉体的・器質的なものが弱っている陰虚という状態の人に多くみられます。

盗汗の要因は、発汗中枢は覚醒時、大脳皮質から幾分抑制を受けている。特に精神活動の盛んな時はそうである。しかし、睡眠状態に入ると、大脳皮質の活動が減退し、発汗中枢に対する抑制も除かれるために起こる。

盗汗は普通の発汗と違い、皮膚が冷たくなり、疲労感が強く神経過敏となり、睡眠が妨げられ体力が減退する。

体の変調から見ると

寝汗とともに疲労感・頭痛・食欲不振を場合・・・・自律神経失調症
首の腫れ、体重減少、動悸を伴う場合は・・・・・・甲状腺機能異常
寝汗が慢性化し、食欲不振や体重が減少した場合・・がん、白血病、結核

汗の「におい」から

アンモニア臭・・・・肝臓の機能が低下すると体内の有害物質を無毒化し体外へ排出する。
甘酸っぱいニオイ糖尿病の人の汗は尿と同じように果物が腐ったような甘酸っぱいニオイがします。

治療には、漢方や原因疾患の治療、抗ヒスタミン剤などを用いる
中国漢方の世界で使われる虚汗は、陽虚による自汗,陰虚による盗汗(弱っているときに出る汗)のことです。